急 性 腰 痛

 

 

 

筋肉の重要性

物を持ち上げると腰にどれくらい力が加わるかご存じですか。てこに支点になる場所ですから、例えば130Kgのものを持ち上げると、腰には1,000kgの加重がかかることになります。

 100Kgのものを持ち上げるとします。心の準備をして、筋肉を充分使えば、腰の筋肉が100kgのうち76kgを吸収してくれますから腰には360kg ですみます。ところが不用意に準備無く、持ち上げると計算上は770kgが腰にかかる ことになります。これでは、腰はたまりません。

         
マッサージなどは??

マッサージ、超音波、牽引、電気刺激などは、急性の腰痛に有効であるとの科学的根拠は全くありません。つまり、現在では無意味ということです。

 特に、外来通院でこれらをやることは意味がありません。

         
コルセットは?  治療のところで話しましたが、急性期に安静を保つためには意味があります。しかし、長期に使用するのは、筋肉を弱くして逆効果ですので、注意してください。
         
CTとかMRI検査は?? 痛みの他に、急速に進行する麻痺とか他の症状があり、緊急に手術する必要がある場合はこれらの検査を行います。しかし、そのほかの場合は、腰痛発症1ヶ月以内に行う必要はない検査です。
         
運動はいつから? 運動療法としては、腰に負担が少ないエアロビクス、散歩、自転車、水泳などは2週間後からはじめます。しかし痛みが再発するようなら延期しましょう。
         
         
         
    日医雑誌:127:10 急性腰痛症を参考にしました